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 最初、「書き始めてから3ヶ月くらいかな、長くても半年かからないだろう」って始めたリレー企画。気付いた時にはビックリ、余裕で一年以上の月日が流れてしまいました。当然全てが順調に進んだわけではありませんが、結果として完結することができたのは皆さんの努力の賜物に違いありません。本当に御疲れ様でした。

 最初の頃はよく聞かれました。「なんでリレーなの?」とか「もっと大々的に宣伝したほうが良いんじゃない?」とか。当時の創想話メンバーからリレー参加者を募ったわけですが、集まったメンバーを見渡せば、なるほど各々が個々人で練った話を書いたほうが、素晴らしい作品がいくつも出来上がったかもしれません。
 こいつはほととぎすの個人的な考えになるんですが、リレー小説ってどちらかっていうと読み手よりも書き手が楽しむ企画だと思っているんです。同じように、良い作品を作りたいっていうよりは書いていて楽しい作品でありたいって考えのほうが強くて。リレーの楽しさっていうのはリレーでしか味わえないわけでして、だからこそ、こうしてリレー小説の企画を立ち上げました。……なんか答えになってないなあ。うまく伝えられなくて申し訳ないです。
 率先して宣伝すると確かに読んでくれる人は多くなるかもしれませんが、その代わり、必然的に「多くの人が読んでくれているのだからあまり酷いのは書けないな」という意識が強くなっていきます。いや、ならない人はならないかもしれませんが、とりあえずほととぎすなんかはそうなってしまうのです。──ンで、そうするとリレー本来の「自分が楽しむために書く」という目的が「読み手に楽しんでもらえるように頑張る」という、普段通りの目的に切り替わっていってしまうのです。
 立候補してくれた参加者の皆で楽しもう、読んでくれる方も一緒になって楽しんでくれたら嬉しいな。というのが、ほととぎすがリレー小説を企画した一番の目的です。気楽に、そう、お遊びのような感覚で、SSを書いていく中で気晴らしになる企画にでもなればな〜といったくらいの。
 とりあえず、何はともあれ東方奏送輪という名前のリレー小説は完結しました。たぶん、こうしてリレー小説を続けていることを全く知らない方や、最初は知っていたけど途中で存在を忘れてしまった方が大半かと思います。もし、何かの機会があってこの作品を読んでいただけたとき、「お、こういう企画をやっていたんだな」って楽しんでもらえたら、それ以上の喜びはありません。

 この後おまけとして、ほととぎすの独断と偏見による、Aグループの物語各話の感想&あとがきと、登場した全キャラクターの紹介を用意しました。誰かBグループの分を書いてくれると嬉しいかな!かな!──もし暇を持て余していたりしたら、暇つぶしにでもどうぞ。ちなみに、全てほととぎすの主観によるものなので、参加者の一員でありながら意味を取り違えていたり、素で間違ったことを言ってたりするかもしれません。これはあくまでほととぎす独自の感想であるということをご了承願います。







──Aグループ各話感想&あとがき──


第1話『体も心も懐も寒い日だった』

 共通第1話。直球でくるか、それとも変化球でくるか、言いだしっぺとしてはウキウキが止まりませんでしたが、まさか香霖堂という魔球でくるとは流石に想像もできませんでした(笑)。東方香霖堂を読んだことの無いほととぎすとしては冷や汗ものでしたが、それでも物語にグイッと引き込まさせる、特に名乗るほどの者では氏の筆力には参りましたの一言しかありません。
 静かで、寒い冬の物語だというのにどこか暖かい気持ちになるような一話。三人目の客、という引き方は分岐する第2話への繋ぎとして非常に優しいネタ振りで、第1話としてこれ以上無いくらい素晴らしい出来だと思います。
 第2話がほととぎす担当ということで、香霖は物語の中心からは外すということはこの時点で決定しました。ラストは香霖堂で締めだと綺麗に終わるかもなというイメージはなんとなく頭の中で浮かびましたが。ほととぎす的キーワードは魔理沙、黒猫、とても寒い冬。


第2話『ほわいと・あうと』ほととぎす担当

 分岐後の、ある意味第1話ということで、ここはリレーの醍醐味である伏線ばら撒きをするということを第一に考えました。先に述べた通り、東方香霖堂を未読であるほととぎすとしてはかなり冷や汗ものの一話でした。
 第1話がとても素敵な雰囲気のお話でしたので、もうちょっと「このリレーは馬鹿やってもいいんだぜ!」といったアピールにもなるよう、少しお馬鹿なノリを意識しました。伏線張りとお馬鹿な雰囲気、この二点に集中した話になっています。
 香霖を話の中心に使えなかったのが無念で、せめてラストの方で締め役として登場することくらいできるようにと下地は作っておきました。当初、ラストの担当はほととぎすの予定ではなかったので、「まあ、使ってもらえれば良いなぁ」といった考えでしたが。
 ばら撒いたキーワードは極寒、白猫、魂刺烈。魂刺烈という名前は、もしかしたら何かの伏線として使ってもらえるかなあと思って、それっぽい漢字を当てて作りました。たとえば妖夢の敵になるような機能、とか。白猫はこの時点では何も考えず、単に黒猫が出たから白猫も、といったカンジで。極寒はその登場シーンのオプションでした。


第3話『風花は銀世界の戦闘歌』

 チルノとレティがメインで登場し、兎に角寒いというイメージを定着させた一話ですね。東方の醍醐味である弾幕ごっこもたっぷりと堪能できて、更に魔理沙&藍という異色のコンビも楽しめるという、非常に贅沢な一話になっています。タイトルにもあるように、銀や白といったイメージが強く、素敵な文章も相俟ってとても美しい、煌びやかな雰囲気の一話だと思います。
 ほととぎす的キーワードはミニ八卦炉、かなり変わった妖気。特に妖気に関してはとても美味しいネタで、もし他のメンバーが使わなかった是非にでも使おうと企んでいました。


第4話『すまじきものは宮仕え』

 第3話の時点で既に多くのキャラクターが登場しており、そろそろメンバーも締めに入らないと混沌としそうだな〜とかニヤニヤしていたところ、見事にキャラクター追加、冥界組でございました。嬉しい。
 兎に角面白いわ楽しいわ笑えるわで大変な一話。特にアイシクルフォールのくだりは呼吸困難で死ぬかと思いました。幽々子と妖夢のコンビも思わず笑ってしまうくらいに普段通りなのが嬉しい。巨大雪玉が転がっていくシーンも面白かったです。
 ほととぎす的キーワードはシャベル&スコップ。この美味しいネタ、ギャグで使わなくてどうするか!拳を強く握って決意したものです。


第5話『忍び寄る恐怖』

 アリス&パチュリーコンビの強烈な可愛らしさ全開の第5話。特にツンデレアリスが好きな方にはたまんない一話ではないでしょうか。
 同時に、Aグループの物語の主軸に魂刺烈が置かれることになる重要な一話でもあります。ほととぎすとしては魂刺烈が主軸になるか脇役になるかは半々くらいの確率かなーと思っていました。魂刺烈に強烈な特徴が設定されたことで非常に物語に絡ませやすくなりました。お見事!
 ほととぎす的キーワードはツンデレ、魂刺烈の特性。着衣を獲って食らうという特性は、今までの極寒というイメージに非常に結び付けやすいものがあり、こいつは利用しない手は無いだろう!と思いました。


第6話『二極』ほととぎす担当

 ほととぎすはリレー小説の楽しみの一つに、他人の作ったオリキャラをいじるというものがあります。っていうかオリキャラを出すと結構話が混沌とするので、その雰囲気も好きなのです(笑)。
 オリキャラOKというルールにしていたので誰かやってくれるかなーとか思っていたら、ものの見事に皆さんオリキャラの力なんて借りずに面白い作品を仕上げている。おのれー、って。誰もやらぬなら自分がやる!と、本末転倒な考えの下で投入したのがウィゼ・スカイブルーです。
 極寒、黒猫、白猫といった伏線をここで一気に使用しました。もしかしたら誰か他の展開狙ったりしてたかなぁ〜とか申し訳なく思いつつ。しかも既にキャラが飽和状態でカツカツなのに、そこにオリキャラ投入です。ほととぎすも悪よのぅ。えへえへ。シャベル&スコップは美味しく戴きました。
 ばら撒いた伏線はウィゼと猫二匹。


第7話『誰のために、何のために』

 バラバラになっていた各地の状況を綺麗に纏め上げた一話ですね。話の中心からは離れている香霖も美味しいシーンを持っていきます。無理なく事態が一点へ集中していく過程は、リレー全体を読み直してみるとお見事の一言。ストーリー的には大きな動きは無いのですが、後半の展開の土台になる、とても大切な一話です。
 魂刺烈に関する疑惑が浮かび上がってきたことで、物語が一筋縄ではいかない雰囲気になってきました。アリスとパチュリー、そして魔理沙による魔力回路の設計図面を読み解く場面はとても読み応えがあります。科学的根拠は無いのだけれど、何故か不思議と納得できてしまう説得力……ファンタジー科学。熱いです。
 ほととぎす的キーワードは黒猫出発、魔力回路の設計図面、魂刺烈の設計疑惑、パチュリーはウィゼを知っている。設計疑惑は先にも述べたように熱い。後半に向けて重要なファクターがいくつも。熱い。


第8話『女の戦い』

 冒頭のレミリア……というよりはスカーレット・レディのシーン。カッコイイ。かっこよすぎです。人外の存在による圧倒的な暴力。普段なかなか見ることのできないレミリアの吸血鬼節全開。最後のノト(ですよね?)の「暴力とは奪うこと。――成る程、これは酷い暴力だ」という一言がまた、ぞくぞくっときてたまらない。あくまでノトの視点からの物の考えですが、ウィゼがレミリアに心酔している理由の一端が描かれたわけですね。
 本編では全編ウィゼというオリキャラがフル活動していて、ほととぎすとしては嬉しくて感動ものでした。レミリアにおちょくられ、咲夜と子供のケンカみたいな争いをしている姿は見ていてなんとも微笑ましいものです。ウィゼのキャラの方向性がある程度定まった一話ですね。どんどん可哀想なキャラになっていきます(笑)。
 ほととぎす的キーワードは三角関係、激怒咲夜。レミリアに心酔し、そして人間を軽視するというウィゼのキャラは、必然的にVS咲夜へと展開していくことでしょう。ウィゼの低レベル(無駄に凄い能力を使った)な悪戯に激怒した咲夜の行方に注目です。


第9話『触れ合い』

 冒頭で魂刺烈という物言わぬキャラクターに方向性が付け加えられました。ギャグかシリアスかという微妙なハザマで揺れ動いていた魂刺烈のキャラでしたが、ここでシリアス方面に傾いた感じがします。わからない。寒い。黒猫との出会い。
 ウィゼがもう手のつけられないスピードで可哀想なキャラになっていきますが、しかし東方界隈全体に支えられて可哀想なキャラになっている紅美鈴が登場したことにより、中和というかなんというか、バランスが良い感じになりました。美鈴とノト、そしてウィゼとの会話は注目です。ウィゼのキャラがほぼ決定付いた1話ですね。美鈴、ノト、ウィゼの三者のやり取りが非常に綺麗に書き上げられていて、読んでいて楽しかったです。
 ほととぎす的キーワードは魂刺烈は何もわからないということ、ウィゼに対する美鈴の語り、ウィゼとノトの関係。美鈴の語りは幻想郷の世界観の一端をとてもわかりやすく表現した名台詞だと思いました。上手く展開したら、どこかで使ってみたいなと。


第10話『一本線』ほととぎす担当

 これ、冒頭で手痛いミスしちゃってるんですよね。第7話の最後でパチュリーが「部屋を出て行った」と書かれているのに、何故か読み逃していて「一人部屋に残っていた」と勘違いしてしまったんです。後から冒頭に「気になることがあって戻ってきた」のような文章を数行追加すれば簡単に修正できるんですが、リレーならではのミスというやつで、記念に残しておくことにしました。機会があれば修正版(って大袈裟なものでもないけど)も用意しようかなと思ったり思わなかったり。
 本編は次なるオリキャラ、リピが登場する話です。同時に今まで謎だった魂刺烈絡みのエピソードを消化し、ウィゼの存在とも一本線で繋ぎました。リピを登場させた理由は、物語を一本線にするのに最も適した存在になるということと、後はもっとAグループの物語が混沌としたら良いなあという欲望の二点です(笑)。
 ばら撒いた伏線はパチュリー監禁、足元の人形達くらいでしょうか。どちらかというと後半に向けて物語を収拾させていくことを意識した一話です(ならオリキャラ出すなって?いやん)。


第11話『ハード・ラインズ』

 ウィゼに対するレミリアの想い、暴走寸前の咲夜、幽々子と紫の語り合い、霊夢達と妖夢達の合流。物語のラストに向けてどんどん下地ができあがっていきます。幽々子と紫というジョーカーコンビの参戦が確定したことは、書き手はラストで困ったときにドンと助けてもらえる、ありがたいカードを手に入れたことにもなります。
 このAグループの物語、話数から考えると少々状況が展開している場所が多すぎるところがあり、まとめていこうとすると嫌でも場面がころころと切り替わることになります。第11話も例外ではなく、場面を多く切り替えながら話を進めているのですが──う〜む、これが筆力というものでしょうか。全く違和感無く、ぐいぐいと引っ張られるように読み終えてしまいました。
 蓬莱人形の登場により、霊夢達も事態を把握することができました。あ、第10話でのパチュリーのミスをフォローしていただき、ありがとうございました(笑)。ほととぎす的キーワードは『誰かが結界を緩めた』、妖夢の剣、アリスがガーディアンを作った理由。


第12話『運命?の別れ道』

 事態のド真ン中に居ながら、全く状況を理解できていないウィゼ一行。相変わらずウィゼ、ノト、美鈴のやり取りは微笑ましかったり面白かったりで読み応え抜群です。ノトがセヒュロの元に飛んでいったことで、彼女達が状況を知る下地が出来上がりましたね。
 霊夢達は蓬莱人形の報告によってアリスの家での出来事を把握。蓬莱人形の口に雪を押し込もうとする魔理沙があまりにらしくて笑えました。一行は魂刺烈を追うグループとアリスの家に引き返すグループに別れることに。さて、残り4話で上手くまとめることができるのか、だんだん不安にもなってきました(笑)。
 ほととぎす的キーワードは通話、セヒュロ、飛ぶ猫。ウィゼグループに関するエピソードがどんどん魅力的になってきて、更にはキーワードもどんどん。しかしあまりウィゼばかり書いてしまうとリピの存在意義を表現しきれなくなる諸刃の剣。ほととぎすは残りの話をリピメインで書いていこうということを決意。


第13話『紅魔、出陣』

 タイトルはこれでもかっていうくらい熱い展開を予感させるものなのに、中身は相変わらず咲夜さんが暴走寸前モードでチビジャリとか言っちゃっています。ある意味熱い(笑)。更には霊夢と一緒のグループになったアリスのまためんこいこと。ツンデレ節全開です。そ、そうか……俺達は大きな勘違いをしていたようだ……紅魔、出陣とは真っ赤になっているアリスのことも表現していたんだよ!!!ΩΩΩ<ナ、ナン(ry
 霊夢グループと合流したのは紅魔組。お次は咲夜さんがやたらとかわいい。暴走寸前モードが良い感じで解除されました。ウィゼ・スカイブルーというキーワードによって協力して事を運ぶことに決定。物語は佳境に入ってきました。


第14話『リピ』ほととぎす担当

 リピメインでいこうと考えていたので、リピメイン。だからタイトルも開き直って『リピ』です。このキャラ、登場させた段階では限りなく宙ぶらりんな存在だったんですよね。不意打ちみたいな感じにパチュリーを封じたものの、結局強いのか弱いのかよくわからない。本気でラスボスにしようと思えばそうするのは簡単だし、単なるかませ犬にするのもまた簡単。
 残り2話しかないということもあってかなり悩みました。強い!ということにしてリピvs東方メンバー+ウィゼみたいな組み合わせにすれば話はすんごくまとめやすくなります。
 ですが、悩んだ挙句、リピには強さよりもドラマを背負ってもらうことを選択しました。幻想郷では(比較的)上手くいっている人間と妖怪の関係。ここにきてドス黒いテーマが前面に出てきました。これは東方の世界観では一種の禁じ手かもしれません。
 ここでジョーカーを使って、最後にセヒュロも登場させました。あと2話なんです。テラヤバス!


第15話『ハイドアウト』

 リピというキャラがとても魅力的に描かれた一話です。八雲紫というキャラクターの異質な強さも際立ちました。これです、このまるで幻想郷を代表しているかのような圧倒的な発言力、説得力。いつ、どこに出現しても違和感の無い異形の能力。ほととぎすは八雲紫というカードを切れば、それだけでどんな物語でもある程度の結末まで導けてしまうんじゃないかと思っています。
 その分、紫を魅力的に描くのは非常に難しいような気もします。他のどのキャラにも無い『異質的な美しさ』──人間臭さを感じさせずに魅力的にキャラを書くというのは、思う以上に難しいことではないでしょうか。
 この物語の紫、そして紫とタイマン張ったリピの描かれ方はどうか。ほととぎすは感服しました。そして苦悩しました。まいったなあ……この続きで更に紫を書かないといけないんだよ……って(笑)


最終話『ここがあなたの』ほととぎす担当

 ごめんなさい、最終話はほととぎす担当じゃないと思って調子にのってました。オリキャラ二人も出して「はっはっは、くるしむがよい!くるしむがよい!」とか扇子扇いでふんぞり返っててすみませんでした。どうか許してください。
 リレー小説らしいラストといえば、まさしくその通りです。打ち切り漫画みたいです。第2話でラストの下地を用意していてよかったです。そこだけは超ギリギリ助かったラインの一つ。
 物語全体、ストーリーとしては、まあ、落ちはついたんじゃあ無いでしょうか。一歩間違えれば滅茶苦茶になってもおかしくないリレー小説として、細かい部分に目をつぶれば結構まとまった方だと思います。あと2話……せめて1話欲しかったですね。一番盛り上がるシーンを全部端折っちゃった感じです。起承転結という大原則に当て嵌めれば、一応、形になっているといえばなっているんですが。
 ウィゼとリピを狙って最後に出てきた20数名の雑魚にはかわいそうなことをしました。何一つ成せないままスキマの中へゴミのように捨てられてしまいました。リピの存在そのものもですが、東方世界には相応しくないエピソードだったと思います。わかっていてやったので言い訳もできませんが(笑)。
 でも、最終話を書くのはやっぱり楽しかった!
 第1話から第15話までを何度も読み返して話をまとめていく作業は、苦痛どころか凄い楽しかったです。ちょいとスケジュールが合わなくて、仕事が大変で時間がとれず、1ヶ月間も締め切り猶予をいただいてしまいましたが、それでも1ヶ月間、チビチビと書いていてずっと楽しかったです。
 ラストを第1話の文章を借用して締めるというのはほととぎすの好みです。いつもいつも。








──Aグループキャラクター紹介 ※おおむね登場順──

○森近霖之助
「魔理沙――僕が枯れ木でよかったな」
「……行きなさい。君のご主人様が待っているのなら。」

 非常に魅力的なキャラクターでありながら、ほととぎすが東方香霖堂を読んだことが無いという理由だけで、メインメンバーから外されてしまった不遇の男。ごめんねこーりん。物語の重要な部分には絡んでいないが、その分というかなんというか、最初と真ん中、そして最後の美味しいところではキッチリと締めてくれた。



○霧雨魔理沙
「生憎とそんな嘘は一秒でお見通しだが助けてやるぜ。恩に着ろよ」
「……なあ妖夢、この間みたいに春にしてしまえばいいんじゃないか?」

 この物語ではメインキャラとして最初から最後まで大活躍(中盤から後半の始まりにかけてはかなり影が薄い感じがしたが)した。最終話がもう少し余裕があったら、マスタースパークの一発でも撃ってもらったほうが物語がキリッと締まったかもしれない。
 少なくとも霊夢よりは主人公っぽい雰囲気だったような気がする。少なくとも、だが。改めて全編読み返してみると、実はそれらしいことを言いながらほとんどろくなことをしていないことがわかる。
 そういえば最後までミニ八卦炉が再登場することが無かったということに今気付いた。魔理沙ならドカーンとやってくれるに違いない、ステキアイテムだったのだが。



○博麗霊夢
「……って、あら、魔理沙じゃないの。それに藍まで、どうしたの?」
「そういう巫女的なもの期待されてもねえ。修行してないから」

 アリスに呼び出されて出掛けてみれば雪山で遭難し、チルノ達に助けられたと思えばその後魔理沙達に見つかり、結局流されるがままに事件に巻き込まれた。ある意味この物語で最も可哀想な役回りだった人。東方シリーズの主人公なのですのよ?とは言うものの、何か東方二次創作ではこんな役回りであることが多いような気がする。
 作中で活躍したことといえば、ジャンケンで魔理沙に圧勝したことくらいだろうか。大活躍するハズだったラストバトルは端折られてしまった。ごめん。
 後はほとんど全部事態に流されるまま、まるで流水のようにそよそよと。しかし何故かそんな様子が魅力的に映るから不思議なもの。やはり、これこそが博麗霊夢というキャラなのだろうか。



○八雲藍
「主人。部屋の入り口を塞ぐどんな頑強な丸い物でも確実に粉砕できる道具を無料で譲ってくれ」
「……みんなで脱げばいいんじゃないか?」

 八雲の苦労人は、この物語では八面六臂の大活躍だった。弾幕合戦では珍しい魔理沙とのタッグ、リピの妖気を探り出し、果てにはボケからツッコミまで。普段みんな忘れかけているのだが、この人は裏ボスA(だったの)である。……うーむ、敵だと怖いが味方だと急に頼りにし辛くなるキャラの典型か。
 時々ボケるものの、比較的常識的なものの考えをするので、魔理沙達と一緒に居ると事態をまとめるのに活躍してくれる。橙を溺愛していたり、紫のことを信頼しているのはこの作中でも同じ。色々酷いこと言ったが、総じて見ると、珍しくまともに頼りになったんじゃないだろうか。全編通して。



○アリス・マーガトロイド
「え、蓬莱は二階? 二階ってあの娘、ひょっとしてサボってたりしてないわよね」
「う、うるさいわね!女の子のひとり暮らしにはいろいろあるのよ!!」

 最早東方界隈に欠かすことの出来ないツンデレ娘。この物語でも最初から最後までツンツンデレデレしてくれた。……いや、デレデレはないか。赤くなったくらいです。ちなみにこの作品では魔理沙派というよりは霊夢派アリスになっている。最近はマリアリが主流だろうか。
 パチュリーと共謀し魂刺烈九九九を作り上げ霊夢を呼び出した──とか書くとなんだか悪玉のように見えるがそうではない。魔法科学全開、人形師の面目躍如といったところか。最後には美味しいシーンもあったことだし、この物語の主人公はアリスといっても過言ではないかも。



○パチュリー・ノーレッジ
「……目の前の人形使いをこの上無く屈辱的な方法で痛めつける方法は……」
「その・・・・、助けに来てくれて、ありがとう」

 アリスと共に魂刺烈を作り上げてしまった人。主に錬金術の分野に手を貸したらしい。藍が全力尽くしても魂刺烈がブッ壊れなかったのはパチュリーの努力の賜物か。アリスに協力をしたのは、なにやら魔導書につられたとかなんとか。ヴワル図書館にも無い書物となると、それはなかなかレアなものだったのだろうか。
 作中ではアリスと共に物語の主格として活躍した上に、なんと捕らわれのお姫様役までこなすという大活躍を果たした。ちなみに捕らわれたのは聡明な頭脳でとある発見をしてしまった為。頭が良すぎるのも考え物だということでしょうか。
 ちなみにウィゼとは旧知の仲らしいが、結局どういう関係なのかは語られなかった。想像されるのは、レミリアと出会ったときに一緒に居たとか、レミリアと共に行動していたときに出会ったとか、そんなカンジだろうか。



○チルノ&レティ・ホワイトロック
「は〜な〜せ〜!!ばかやろー!!馬鹿魔理沙ーー!!」
「……冬が寒いのは当然でしょ。ここまで大規模に寒くできるんなら、夏でも寒くして雪を降らせているわよ。」

 極寒の冬がやってきたことを喜び、わーいと遊んでいただけの二人。遭難寸前だった霊夢を発見したのが運の尽きで、何も悪いことをやっていないのに魔理沙と藍に見つかってボコボコにされてしまった。いとあはれ。
 ドンパチのほとんど無かったこの物語で、序盤にタッグバトルをやらかしたのは表彰ものである。よくがんばりました!しかし、極寒の黒幕であるウィゼが登場した後はすっかり登場しなくなってしまった。いとあはれ。



○魂魄妖夢
「はい!不肖ながらこの魂魄妖夢、粉骨砕身の覚悟でやらせて頂きます―――!!」
「た、助けてーっ!この際誰でも良いから助けて!丸いのが、丸いのがーっ!」

 突然雪かきをやらされ、どでかい雪だるまに襲われ、紫にシャベルとスコップ持った状態でスキマに落っことされ、飛び出た先には魂刺烈が暴れていて、やっと二本の刀を手にしたと思ったら練習用の贋物で──。と、書いているだけで涙が出てくるようなドタバタコメディをずっとやっていた可哀想な女の子。
 いつも幽々子と紫に遊ばれているであろう妖夢であるが、この物語でも例外無く遊ばれていた。藍でもどうにもならなかった魂刺烈に対し、シャベルとスコップでガチンコ勝負をやった妖夢はよくやったと褒めてあげても良いだろう。



○西行寺幽々子
「すっごい大きな雪だるま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「目当てのものはそう大差ないはずよ」

 雪だるまを作ったり、お腹がすいて涎を垂らしたり、今日も我らが幽々子様は天真爛漫でございます。
 全編通してず〜っとのんびりしていて、結局のところ事件の細部には一切触れないまま物語は終わってしまった。しかし、紫との会話の一端や、他の皆に極稀に見せる表情は『なんだかんだ言って全部把握しているのでは』という感覚を読み手に与える。
 だが、フリをしているのかといえばそうでもないのだろう。どちらも幽々子であり、どちらかが欠けてしまったら幽々子の魅力も欠けてしまう。何はともあれ、この物語では可愛い幽々子様がいっぱいでございます。



○八雲紫
「―――あ、そうだ。貴女が代わりに退治してくれない?」
「ここはとてもとても素敵なところだとは思いませんか?」

 言わずと知れた東方世界のジョーカーキャラ。いつどこに出現しても違和感の無いキャラであり、我々東方SSの書き手にとって、紫は非常にありがたい存在である。実際、この物語でも後半の山場に登場し、直接ドンパチやることなく難題と思われた事態を一気に解決の方向へ向かわせてしまった。
 八雲紫ほど幻想郷と真摯に接し、幻想郷を愛している者はいないとある。彼女の言葉は限りなく幻想郷の代弁に近いものがあるのだろう。ゆえにその言葉には幻想郷としての説得力があり、そして逆らうことを世界が許さない。
 だが何故、今回の事件でリピにあれだけ関わったのか。恐らく、それはきっと単なる気まぐれに違いない。



○人形ズ
「チーッ、チチッ」
「キュルル」

 アリスの家でいっぱい登場する人形達。いつもの蓬莱人形や上海人形に加え、露西亜人形とか仏蘭西人形といった存在も見受けられる。ちっちゃい人形達が慌しくパタパタ動いている姿を想像するだけで微笑ましい。
 蓬莱と上海の両名はきっちり本編でも活躍している。特にパチュリーが人質になったということを伝えた蓬莱人形は殊勲モノであろう。今回の事件においては少なくとも霊夢よりは役に立ったに違いない。



○魂刺烈九九九
「──」
「……」

 アリスとパチュリーによって、ガーディアンとして作られた人形。ちなみに言葉を喋る機能はついていない。寡黙な門番でも作ろうとしたのだろうか。
 完成間近、それもこれから存在意義や一般知識といったデータを与えようとしたところ、リピによって各機能のベクトルを僅かに曲げられるといった改竄をやられてしまう。それによって、障害物の衣服をスパーンと剥ぎ取って食べる機能、目標として指定されたウィゼの冷気(妖気)を追って行動する機能、一定以上のウィゼの冷気で自爆する機能、といった御馬鹿でとんでもない機能満載の人形になってしまった。
 自分の存在意義が一切わからないまま、ただ設定された機能で動き続けるだけの魂刺烈。その姿は、最終的にこの物語のテーマの一つになっていく。最初はギャグキャラになる可能性も非常に大きかったんだけれど。っていうか、やっぱり服を脱がすとかえっちなのはいけないと思います!
 モチーフは有名コラボレーションRPGに出てきたポンコツロボット。名前もそこからもじりました。スリーナインは丁度たまたま、とある睫毛が凄い人が出ているアニメタイトルを目にして、冗談でくっつけてみたら「うお、なんかかっけーじゃん」ってカンジで決定。ごめんなさい、ほととぎすの名づけ方はいつもこんなのです。



○十六夜咲夜
「私は毎日お嬢様の着替えを手伝わせて頂いているわ」
「……その理由とやら、聞かせてもらえるかしら? ひょっとしたらお互い、力になれるかもしれないわね」

 今日も今日とてお嬢様至上主義の姿勢を貫いている咲夜だが、この物語では恋敵(?)となるライバルキャラが出現したことで終始暴走に近い状態で活動していた。まあ、自分の部屋を氷漬けにされて犬小屋呼ばわりされれば誰だって怒るだろうが。
 ウィゼの情けない主張に対し、ムキになって反論する姿は、やはり咲夜も年頃の少女であるという証明か。人間嫌いのウィゼから格好のターゲットとして扱われるわけだが、普段通り、全く動じずに対応する姿はやはり十六夜咲夜その人の強さに違いない。
 最後に激怒する咲夜、という表現をしたがあれはほととぎすの表現ミスかも。激怒よりは激昂のほうが良いか。どっちでも一緒か。激怒と言っても怒鳴り散らして暴れるわけじゃあなくて、普段通りに見えるけど、心の奥底でふつふつと冷たい怒りが──ってカンジをイメージ。ほととぎすの筆力の無さが悔まれる。って、それを言ったら最終話の端々が駄目なんだけれど。



○レミリア・スカーレット
「これとよく似た状況には、覚えがあるのよ。そのときは、ハナから原因がハッキリしていたけれど」
「…………やれやれ。気まぐれ程度には貴女達の平和的解決を祈っておいてあげるわ」

 レミリアの過去話ってのは多分色々な名作があるだろうし、考察もされ尽くしていると思われるので、この物語における扱いはそれほど重要なものではないものとして扱ってもらいたい。500年も生きてるんだから、古い知人の一人や二人居るだろって程度のもので。
 ウィゼと知り合った経過だとか、どうして道を分かち合ったのかとか、そういうエピソードは結局物語の中では一切語られなかった。リレー小説だからといってしまえばそれでオシマイである。
 ウィゼが『冷気を統べる存在』ならばレミリアは『炎を統べる存在』といったところだろうか。純粋に力比べをした場合は、恐らくレミリアが一枚も二枚も上手だろうが。作中ではウィゼや咲夜をからかうことに終始しているが、僅かながらウィゼに対する心情が語られているシーンもある。
 レミリアVSウィゼとか紅と蒼の最恐タッグとかを見れなかったのは非常に残念。誰か書いてくれませんか?



○ウィゼ・スカイブルー
「ひ、ひどいっ!酷いよレミリアっ!ボクはこんなにも君のことを……ッ」
「………………! だ、だからそのニヤニヤした顔でボクを見ないって言っただろ!」

 理由は不明だが居なくなってしまったレミリアを追ってン十年、ついに幻想郷を発見して乗り込んできた妖怪。ストーカー気質があるらしく、一方的に好きになったレミリアをあれこれと追い回していた。レミリアは追い回されることを鬱陶しがってはいたが、ウィゼ自身のことが嫌いというわけではなかったようだ。
 使い魔としてノトとセヒュロという二匹の猫を従えている。ノトとセヒュロとは深い信頼関係で結ばれており、使い魔から憎まれ口を叩かれたりからかわれたりするのは日常茶飯事のこと。
 冷気を統べる存在とあるが、実際のところはそんな大層なものではなく、それくらい冷気を操れる程度の能力ということである。それでも圧倒的な実力を持った存在であることに違いは無いが、本人にはそれを使ってどうこうという考えは無いらしい。
 キャラのモチーフは特に無し。東方シリーズに今まで居なかったキャラでいこう、という考えはあった。が、後でよくよく考えてみるとリグルとキャラが微妙にかぶっているような気もする。しょんぼり。極寒、という伏線を解消する為に冷気を操る能力者にすることは決定していました。
 名前の由来は……忘れてしまった。確か、さあ名前はどうしようかって時に部屋の中をグルッと見渡して「まあこれでいいや」ってカンジで決めたような気がする。苗字に関してはレミリアとの対比で青系の色で。かんたん。



○ノト&セヒュロ
「……まあ、マスターがそう仰られるのであれば私は何も言いませんが」
「……っと、繋がった。えー、あー、アー、もしもーし!親愛なるマイ・マスター、聴こえますかー、ドウゾー」

 白の雌猫がノト、黒の雄猫がセヒュロ。ウィゼの使い魔であり、彼らはお互いを通話というテレパシーのようなもので意思の疎通ができる。二匹共、性格や口調、そして考えの違いはあるものの、ウィゼと強い信頼関係で結ばれている事実だけは全く同じ。
 二匹がウィゼの使い魔になったエピソードは作中では語られていない。能力に関してもその一端が明らかになっただけで、最後まで底を見せることは無かった。とりあえず、直接戦闘や力仕事は得意じゃないらしい。ノトは風に乗って空を飛んでいたが、セヒュロの言葉を聞く限りでは彼女限定の能力であるようだ。
 ノトとセヒュロとウィゼ。彼女達のやり取りは会話にメリハリがついているので書いていても読んでいても面白かった。その分、ラストで展開が端折られてしまった為に、最後のやり取りを書ききることのできなかったことが悔まれる。完全版でもアフターストーリーでもサイドストーリーでも良いので、もう少し活躍しているところを見てみたいものである。
 名前の由来とかはBarragejunky氏のほうまでお問い合わせください。



○紅美鈴
「寒い凍る冷える死んじゃうー! 私何にも悪いことしてないのにー!」
「あだだだだだだだだっ! 痛い痛いコレ派手に痛いっ!!」

 家の中でもしんどいくらいの極寒だというのに、律儀に誰も来ない門を番していたらウィゼに拉致られて氷の上を引き摺りまわされ、不条理な八つ当たりを受けたりしてボコボコにされたりした可哀想な人。きっと東方界隈では、あなたが登場すると『そういうの』を期待されるのですよ美鈴さん。
 上のように書くだけだと、終始悲惨な役割を果たしただけかのように見えるが、実際はさりげなく影で大活躍というか、もしかしたら作品を象徴するかもしれない名台詞を吐いたりした偉大な人。ウィゼの心の鐘を鳴らしたのは美鈴。和田アキ子かおまえは。
 その裏表の無い性格をウィゼも気に入ったのか、事件の後もそれなりに仲良くやっているようだ。もちろん美鈴も妖怪だということもあるが。それにしても美鈴の咲夜さんに対する恐れっぷりは物凄いものがあります。



○リピ
「その通りですわ。外は外、幻想郷は幻想郷、住み分けってのは大切だと思うンですのよ」
「まあ、しょうがないですわ。他にないンですもの」

 魔女と妖怪のハーフで、どちらかっていうと種族は妖怪よりなのだが、色々あって人間と共に生きることを選択した。霊夢や魔理沙に対するアリスやパチュリーと近いものがあるのだが、残念ながらリピの周りの人間は『霊夢や魔理沙』ではなかったのである。
 ドス黒いバックグラウンドストーリーを持ち、既に心が狂い掛けているだとか、まあ、心底東方世界に相応しくないキャラクターである。いきなりこんなキャラが出てきた時にゃ、Aグループの皆は一斉に「勘弁してくれ!」といったツッコミを入れたくなったことだろう。むしゃくしゃしてやった。でも反省はしていな(ガッ!
 ウィゼを狙って幻想郷に来て、魂刺烈を改竄し、パチュリーを人質にとって後一歩で首チョンパもありえた。ディ・モォールト!な悪役っぷりである。だが、そんな彼女も八雲紫の前では手も足も出ずに一蹴された。東方でラスボスを張るには、彼女はあまりにも『弱すぎた』のかもしれない。
 キャラのモチーフは特に無いのだが、外の世界から来たってことで、魂刺烈を改竄することに説得力を持たせるために科学者っぽいイメージにはした。名前の由来は忘れた。「まみむめもばびぶべぼ〜らりるれろぱぴぷぺぽ〜」とか呟いてた記憶があるからそれかもしれない。てけとう。ごめんなさい。



○蓬莱山輝夜と愉快な仲間達

 ラストシーンを盛り上げるためだけに登場した可哀想な人たち。いきなり登場して、いきなりいなくなってしまった。ごめんね、ほととぎす、キャラがいっぱい出てくるの好きなだけだから、ごめんね。



○リピの不愉快な仲間達

 ラストシーンを盛り上げるためだけに登場した一番悪い人たち。いきなり登場して、いきなりいなくなってしまった。ごめんね、ほととぎす、無理矢理にでも話をまとめたかっただけだから、ごめんね。





──完──